【7月17日 AFP】(更新)テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)は16日、男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を1-6、7-6(8-6)、6-1、3-6、6-4で下し、初優勝を果たした。

 第1セットを落とし、さらに第2セットでセットポイントを1本握られたところから立て直し、4時間42分の末に勝利した。昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)に続く四大大会(グランドスラム)通算2勝目で、20歳でのウィンブルドン制覇は歴代3番目の年少記録となった。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が引退し、離脱中のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)もこのまま引退する可能性がある中、ジョコビッチは「ビッグ3」を代表して奮闘しているが、世代交代の始まりを大きく感じさせる結果となった。

 一方、今季は全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)と全仏オープン(French Open 2023)を制していたジョコビッチだが、女子のマーガレット・コート(Margaret Court、オーストラリア)に並び歴代最多となるグランドスラム通算24勝目と、フェデラーと並び最多となる8度目のウィンブルドン制覇はならなかった。

 また、大会連覇は4でストップし、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)に敗れた2013年大会決勝を最後に続いていたセンターコートでの無敗も途絶えた。(c)AFP/Dave JAMES