【7月6日 AFP】(写真追加)ウクライナ西部リビウ(Lviv)で6日未明、ロシアのミサイル攻撃により集合住宅が損壊し、4人が死亡した。リビウ一帯はポーランドとの国境に近く、前線から離れているためこれまで大きな戦禍を免れてきたが、この日の攻撃は民間施設を標的としたものとしてはロシアの侵攻が始まって以来、最大規模となった。

 イーホル・クリメンコ(Igor Klymenko)内相はテレグラム(Telegram)に、集合住宅への攻撃により「午前7時現在、4人が死亡、9人が負傷した」と投稿した。救急隊ががれきの中に取り残された人の救出を試みているという。

 アンドリー・サドビー(Andriy Sadovyi)市長はテレグラムに、集合住宅の50軒以上が被害を受けたと投稿。国立リビウ工科大学(Lviv Polytechnic National University)の寮にも被害があったとしている。

 リビウ州のマクシム・コジツキー(Maxim Kozitsky)知事は攻撃前、空軍司令部の話として、「数基のミサイルが西部方面に飛行中」と警告していた。実際に何発のミサイルが飛来したかは不明。(c)AFP