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【07月06日 KOREA WAVE】韓国でエンデミック(感染症風土病化)以後、コストパフォーマンスを前面に押し出した主要な4つ星ホテルが業界の大きな収益事業として位置づけられた。国内を代表する主要ホテルブランドは、国内はもちろん海外までターゲットを広げていくという戦略だ。

4つ星のビジネスホテルとライフスタイルホテルの成長ぶりが目立つ。ホテル新羅(シルラ)の新羅ステイ、ホテルロッテのロッテシティホテルとL7、朝鮮(チョソン)ホテルアンドリゾートのフォーポインツバイシェラトン朝鮮が代表的だ。4つ星ホテルだが、むしろ収益性の面で各ブランドを代表する5つ星ホテルより優れているという評価だ。

4つ星ホテルの特徴は、1~2人が泊まることができる客室が300室程度で、プールや宴会場、フィットネスルームなど付帯施設をなくしたり最小限にして宿泊だけに焦点を合わせたという点だ。それだけ管理者の立場では運営費用が多くかからず、顧客の立場では10万ウォン(1ウォン=約0.1円)台でも1泊することが可能なほど価格が安い。

パンデミックの時期にもコストパフォーマンスを求める内国人ホカンス族を魅了し、危機に耐えることができた。

同様の事業モデルを持つ海外ホテルブランドとしてはイビスやホリデーインがあるが、国内市場では新羅ステイが独特だ。2013年、ホテル新羅のイ・ブジン社長が披露した野心作「新羅ステイ」は、ブランドのキャッシュカウ(金のなる木)でありながら業界でも独自の成果を見せている。

昨年11月、「年間100万客室販売突破」という国内ホテル市場では空前絶後の記録も立てた。ホテル業界では新羅ステイの実績がホテル新羅ホテル&レジャー全体事業の70~80%を占めると見ている。新羅ステイは現在、全国14の施設に増やしていく予定だ。来年、世宗市(セジョンシ)にオープンする予定で、その後、全州(チョンジュ)と済州(チェジュ、2号店)はもちろん、北米など海外市場も狙っている。

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