ジニーミュージックのパク・ヒョンジン代表(c)MONEYTODAY
ジニーミュージックのパク・ヒョンジン代表(c)MONEYTODAY

【07月04日 KOREA WAVE】韓国通信大手KTグループのコンテンツ系列会社の音楽配信サービス「ジニーミュージック(Genie Music)」が、音源を入力すれば、AI(人工知能)が即座にデジタル楽譜を書き、編曲までするサービスを始めた。作・編曲に関心があるが、敷居が高くて躊躇していた人々から歓迎されるとみられる。

ジニーミュージックはこのサービスを通じて「AI音楽リメイク」という新市場を開拓し、新たな収益モデルを開拓する計画だ。

ジニーミュージックはこのほど開いた記者懇談会で、AI技術で書かれた楽譜の編曲サービス「ジニーリラ(Genie.Re:La)」ベータバージョンを立ち上げたと明らかにした。

ジニーリラは「ジニーでリメイク音楽を楽しく歌おう」という意味が込められている。MP3をアップロードすれば、AIがすぐにデジタル楽譜を書き、利用者はその楽譜を使って編曲までできる。

ジニーリラのベータ版(正式版の発売前に提供されるテスト版)には著作権保護のため、正規に流通する音源のみアップロードできる。成果物はサーバー内でのみ保存できる。また、原作者が2次著作を望まない場合、この音源のアップロードは制限される。

同社は年内にジニーリラサービスを高度化し、利用者が編曲した音源も販売する方針だ。現在、ベータ版では音源のMP3ファイルを無料で提供しており、今後、MP3のダウンロード費用、AIが編曲した曲の発売や音源の流通などによって、新たな収益モデルを開発する。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News