スマート農業で村おこしを推進
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【7⽉7⽇ Peopleʼs Daily】中国・浙江省(Zhejiang)では「未来型農場」の建設が活発だ。湖州市(Huzhou)南潯区の果樹栽培標準化モデルパークではかんきつ類の生産、技能訓練、展示販売が一体化された。寧波市(Ningbo)寧海県(Ninghai)では全過程スマート化養殖が実現した。ビッグデータモニタリングにより、養殖魚類の最適な成長条件を計算することができる。紹興市(Shaoxing)に属する県級嵊州市(Shengzhou)にある養蚕場では桑の葉が見当たらない。カイコは独特の飼料を食べる。このことで、桑の葉の収穫期に関係なく繭(まゆ)を生産できるようになった。
未来型農場とは何か。浙江省の事例からは農業、牧畜業、養殖漁業の未来型農場はそれぞれの特徴があるが、共通の特質があることが分かる。科学技術と制度革新を推進し、生産管理と経営を体系的に最適化・再構築することだ。
未来型農場は科学技術によって高度な機械化、デジタル化、スマート化を実現する。例えば、浙江省嘉興市(Jiaxing)海塩県(Haiyan)にある未来型牧場では、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、スマート生物耳標などの技術を応用して、無人化や正確な給餌、スマート環境制御を実現した。未来型農場は、部分的な革新だけでなく生産方式が全面的に最適化される性格を持つ。
未来型農場は個別に存在するのではなく、産業チェーンの川上と川下を通じさせることを重視し、農業産業体系の再構築を目指す。例えば、湖州市南潯区で作られた穀物を生産する未来型農場では、会社側が農家に「耕す、植える、管理する、収穫する、貯蔵する、ひく、販売する」に関連する一貫したサービスを提供する。市場よりも安価に農機を貸し出し、国が定める農家保護価格より10%高い価格で穀物を買い取ることも含まれる。農家には、これらにより1ヘクタール当たり3000元(約5万9917円)の増収がもたらされ、村としては37万6000元(約751万円)の増収になった。この「村レベルの集団経済+会社+農家」モデルは、より多くの農民を産業チェーンに組み入れ、多方面のウインウインを実現し、多くの農民の共同富裕を促進するのに効果的だ。
未来型農場は新たな管理経験も提供した。例えば、「浙江省動物防疫条例」では、動物の免疫、検疫、無害化処理などに関する経験が生かされている。同条例は未来型農場が動物防疫のデジタル化管理水準の向上に役立つだけでなく、その他の地方のスマート農業の発展にも有益な参考を提供した。
さまざまな新技術をどのように活用すべきなのか。新たな探求として、未来型農場は農業に新たな想像の空間を開いた。農業・農村のビッグデータの応用を加速し、デジタル技術が農業産業発展の各段階にさらに広く取り入れられれば、農民には収入増がもたらされ、農村の振興と農業と農村の現代化に絶えず新たな力を注ぎ込むことができるに違いない。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News