【7月4日 AFP】ウクライナ政府は3日、英日用品・食品大手ユニリーバ(Unilever)について、ロシア事業を継続し収益を上げているとして「国際戦争スポンサー」企業リストに掲載した。

 国家汚職防止局(NACP)は声明で、「(ユニリーバは)ロシア事業を継続し、多額の税金を同国に納めている。その結果、侵略国の経済を支え、ウクライナとの戦争継続に寄与している」と指摘した。

 これに対しユニリーバは、「ウクライナにおける戦争はロシアによる残虐かつ無益な行為であり、非難する」とした2月の声明内容を堅持していると強調。自社製品の対ロシア輸出およびロシアからの輸入は停止していると説明した。

 ただし、ロシアからの「事業撤退は容易ではない」とし、ロシアで製造した日用品・衛生用品の同国内での販売は続けているとしている。(c)AFP