【7月2日 AFP】男子テニスのダニール・メドベージェフ（Daniil Medvedev、ロシア）は1日、先日の全仏オープン（French Open 2023）で男子単独最多の四大大会（グランドスラム）通算23勝目を挙げたノバク・ジョコビッチ（Novak Djokovic、セルビア）について「史上最高」の選手だと称賛した。

　ジョコビッチとロジャー・フェデラー（Roger Federer）氏、ラファエル・ナダル（Rafael Nadal、スペイン）の3人を同格とするのが一般的な見方だが、メドベージェフは「彼が70回グランドスラムに出て、うち35回で決勝に進出したというような情報を見た気がする。どうしたらそんなことが可能なのか分からない。調子の悪い日がないのかと思うけれど、実際にはみんなと同じで彼にもそういう日はある。だが調子が悪い日でも勝つことができるんだ。どうやっているのかは分からないが、だからこそ自分は彼がテニス史上最高だと思う」と述べた。

　ジョコビッチは3日開幕のウィンブルドン選手権（The Championships Wimbledon 2023）で、フェデラー氏に並ぶ最多8度目の大会制覇と、マーガレット・コート（Margaret Court）氏と並ぶ男女通じて歴代最多のグランドスラム通算24勝目を目指す。仮にタイトルを獲得すれば、男子では1969年以来の年間グランドスラムにも王手がかかる。

　ジョコビッチは2021年にも年間グランドスラムのチャンスを手にしたが、全米オープン（US Open Tennis Championships 2021）決勝でメドベージェフに敗れた。(c)AFP