【7月1日 AFP】ラグビー元フランス代表のPRモハメド・アウアス(Mohamed Haouas)は30日、加重暴行罪で禁錮1年6月(うち執行猶予9月)を言い渡された。同選手は5月にも妻への暴行罪で禁錮1年の有罪判決を受けており、ここ2か月で2度目の実刑判決となった。

 29歳のアウアスは2014年1月1日、ディスコから出た後、ベーカリーの外で12人ほどの友人とともにナイトクラブのオーナーと乱闘騒ぎを起こして罪を問われていた。今回の判決を受け、弁護人は同選手が収監される可能性が高いと述べ、控訴する意向であると補足した。

 その一方で、この事件では「アウアスが最も関与して、最も攻撃的な殴打を与えていたのは明白である」ことから、裁判所の判断は「厳しい内容ではない」と認めた。

 弁護人は「きょう判決が下った9月と、夫婦間の暴力での禁錮12月を加味した場合、控訴しなければ刑罰が確定し、彼は刑務所に行くことになる」とコメント。控訴することによって、アウアスは電子ブレスレットを装着して刑務所の外で1年の刑期を務め、10歳未満の子どもがいる親としての義務を果たせることを望んでいる。控訴審の判断には、2年を要する可能性がある。

 妻への暴行罪で言い渡された刑期をどのように務めるかについては、秋に裁判所の判断が下ることになっている。(c)AFP