【6月30日 CGTN Japanese】夏に入り、中国では改造した自動車やオートバイなどを運転する暴走行為が多発しています。中国の各地の公安部門は5月下旬から暴走族への取り締まりを強化しています。取り締まりが強化されてから1カ月で、全国で摘発された違法案件は6500件余りに上ったということです。

 中国南部の広東省(Guangdong)東莞市(Dongguan)ではこのほど、3人の若者が夜の街でオートバイを速いスピードで走らせ、車線変更や加速を繰り返したほか、時に前輪を持ち上げる技を披露していました。通報を受けた交通警察は容疑者3人を特定し、未成年者2人を含む3人に対して行政処罰を科すとともに、オートバイも一時差し押さえました。

 中国公安部交通管理局が発表した最新の統計によると、暴走族の取り締まりを強化してからの1カ月で、39のグループを摘発し、自動車やオートバイの不法改造を行う拠点を45カ所調査し、暴走の疑いがある違法案件を6500件余り摘発し、不法改造・組立車両1597台を差し押さえ、法に基づいて221人を行政拘留し、10人に対して刑事上の強制措置をとりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News