【6月30日 CGTN Japanese】中国陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)でこのほど、中国北西部初の全自動無人運転地下鉄路線の地下鉄16号線が開通初期の営業を始めました。

 地下鉄16号線の第1期路線の全長は約15.1キロで、地下に9つの駅が開設されました。この路線は秦創原、西安国際サッカーセンター、中国国際シルクロードセンター、詩経里などの重要なランドマークを結んでいます。

 地下鉄16号線の第1期線路は、国際的にも最高レベルのGoA4全自動運行システムを採用し、設備の連携性やスマート化は高レベルです。最高運行時速は100キロです。中国中鉄電化局プロジェクトチーフエンジニアの王強氏によると、16号線第1期の全自動運行システムは信号、車両、通信、総合監視、ホームドアなどの設備のシステム連動を通じて、列車運行の全過程の自動化による安全性や安定性だけでなく、高効率性や省エネを実現しました。全自動システムには走行部及び脱線のオンライン監視、障害物に対するパッシブ検知システムやアクティブ検知システムなども装備され、走行時の安全性を有効に向上しました。既定の運行シーンに基づいて、信号伝送を通じて駅と列車に対する制御センターによる直接の運行計画管理を実現し、走行間隔と列車の折り返しの時間を効果的に短縮し、市民の移動が便利になると見込まれます。

 西安市では地下鉄9路線を営業しており、運行距離は301キロに達しました。西安市は中国で地下鉄路線の延長が300キロを突破した11番目の都市であり、都市の公共交通における軌道交通のシェアは60%を超える見通しです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News