【6月29日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は28日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は「世界ののけ者」になったと指摘するとともに、ウクライナでの戦争に「負けている」と述べた。ウクライナをイラクと言い間違える場面もあった。

 ホワイトハウス(White House)で記者団から、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の反乱によってプーチン氏の権威が失墜したと思うかと問われたバイデン氏は、「その判断は難しいが、彼は明らかに(ウクライナでの)戦争に負けている。国内での戦いにも負けている」と答えた。

 受け答えは短いものだったが、バイデン氏は誤って、ロシアは「イラクでの戦争に負けている」と発言した。バイデン氏は前夜にも、次期大統領選に向けた支援者との会合で、自身はロシアによる「イラクへの猛攻撃」に立ち向かうことで西側諸国を結束させた、と失言していた。(c)AFP