【6月29日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は28日、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が先週起こした反乱で、セルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相とワレリー・ゲラシモフ(Valery Gerasimov)参謀総長の身柄拘束を計画していたと報じた。

 同紙は西側当局者の話として、プリゴジン氏が、ショイグ、ゲラシモフ両氏が予定していたロシア南部訪問中に拘束する計画だったと伝えている。プリゴジン氏はウクライナ侵攻をめぐり、両氏を繰り返し批判していた。

 だが連邦保安局(FSB)に計画を察知されたため、プリゴジン氏としては、反乱を予定より早めて実行せざるを得なくなったという。

 米当局者も、ワグネルの反乱計画を事前に察知していたことを明らかにしている。(c)AFP