【6月29日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手のアリババグループが100億元(1元=約20円)を投資するアリババ涿州クラウドコンピューティングデータセンタープロジェクトはこのほど、河北省涿州市で着工した。敷地面積は305ムー(約20・3ヘクタール)、延べ床面積は25万平方メートルで、サーバー設置台数20万台の大型コンピューティングセンターを建設する。

 センターは現地企業のデジタル化やスマートシフトを支え、川上・川下産業の相互連携をけん引するだけでなく、京津冀(北京市・天津市・河北省)地域にクラウドコンピューティング・ビッグデータ産業集積ベルトやEC産業モデル区、デジタル経済・デジタルシティーイノベーションモデル群を建設するために、重要な基盤を構築する。

 涿州市は年初以降、京雄保(北京市・河北省の雄安新区と保定市)地域の一体型発展という新たな枠組みの構築に焦点を当て、京津冀地域の連携発展というの重大な戦略的チャンスを積極的につかみ、重点分野での連携を模索してきた。同市は今年、省・市級重点プロジェクト40件を進め、投資額は508億3千万元に上る。(c)Xinhua News/AFPBB News