【6月26日 AFP】ウクライナ東部バフムート(Bakhmut)の前線から帰還したウクライナ兵によると、ロシア国内で民間軍事会社ワグネル(Wagner)が起こした反乱による前線への影響は、25日の時点では特になかったという。

 AFPは同日、負傷して前線から戻る兵士を多数確認した。バフムート近郊で負傷した兵士の治療に当たる医師も、ここ数日で負傷者が増えていると述べた。 

 ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は23日、ロシア軍指導部の打倒を宣言し、ロシア南部軍管区司令部を掌握。首都モスクワへの進軍を開始したが、その翌日に進軍停止と撤退を決めた。

 バフムートから戻ったばかりだという兵士のナザルさん(26)は、前線では戦闘が続いていると話す。「ほとんどの軍関係者は、ロシアのサーカス(軍)がまだここにいるとよく理解している。出て行っていない。同じ拠点にいる」

「きのう攻撃してきたように、ロシアはきょうも攻撃してくる」

 バフムート周辺で6か月戦っているという別の兵士は、ワグネル戦闘員はロシア受刑者からなる部隊「ストームZ(Storm Z)」と共にウクライナ東部で戦闘を続けていると証言した。ストームZも、プリゴジン氏が設立した部隊だ。

 その一方で帰還兵の一部からは、拠点を離れたロシア兵も少数いるとの指摘もあった。(c)AFP/Anna MALPAS