大学生の中国語スピーチコンテスト、都内で開催 予選勝ち抜いた20名が熱戦
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【東方新報 6月26日】第4回全日本大学生中国語スピーチコンテストの決勝戦兼22回「漢語橋」世界大学生中国語スピーチコンテスト日本予選会が、6月24日東京で開催された。
このコンテストは日本華人教授会(Society of Chinese Professors in Japan)が主催し、日本孔子学院(Confucius Institute)協議会が協力して開催したものだ。日本全国を4ブロックに分けた予選会を勝ち抜いた20名の大学生が参加した。
コンテスト開始前、日本華人教授会代表で慶応義塾大学(Keio University)教授の段瑞聡(Duan Ruizong)氏が主催者側を代表してコンテストの概況を紹介し、また中日両国の関係機関のサポートに感謝の意を表した。続けて中国駐日本国大使館の楊宇(Yang Yu)首席公使、外務省アジア大洋州局岩本桂一(Keiichi Iwamoto)審議官、日中友好協会橋本逸男(Ituo Hashimoto)副会長がそれぞれ祝辞を述べた。
大阪大学(Osaka University)教授で世界漢語教学学会(International Society for Chinese Language Teaching)副会長の古川裕(Yutaka Furukawa)氏が評点基準を説明の後コンテストが始まり、20名の選手がくじ引き順に登壇し中国語スピーチを行った。また選手たちは漢語知識クイズや特技披露イベントにも参加した。
熾烈な戦いを経た選手たちの成績は以下のような結果となった。
全日本大学生中国語コンテスト決勝戦1等賞は神戸市外国語大学(Kobe City University of Foreign Studies)の小池紗輝(Saki Koike)、2等賞は北京語言大学東京校(Beijing Language and Culture University,Tokyo Colledge)の芝崎真紀(Maki Shibazaki)、3等賞は慶應義塾大学の田沢一紗(Kazusa Tazawa)で、そのほか8名が優秀賞を獲得した。
「漢語橋」世界大学生中国語スピーチコンテスト日本予選会の方は、1位が桜美林大学( J.F.Oberlin University)の大宮千尋(Chihiro Omiya)、2位は関西外国語大学(Kansai Gaidai University)の佐野いつみ(Itsumi Sano)、3位は北陸大学(Hokuriku University)の新保沙也花(Sayaka Shinbo)で、そのほか6名が優秀賞を獲得した。
評点委員の話では、今回のコンテストに参加した選手たちの中国語のレベルは過去の大会に比べ明らかに高水準で喜ばしいかぎりとのこと。
閉会のあいさつで武蔵野大学(Musashino University)孔子学院院長でコンテスト組織委員会の栾殿武(Luan Dianwu)委員長が「今回参加した選手20名全員を、中国大使館が、夏休みの1週間の中国訪問に招待する」と発表し、選手たちを感激させ、会場もまた大いに沸いた。
東方新報は当日、コンテストの全容をライブ配信し、視聴した人は4万4000人にのぼった。(c)東方新報/AFPBB News