クリバリがアル・ヒラル移籍、チェルシーからサウジへの選手流出続くか
発信地:ロンドン/英国
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【6月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は25日、カリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)がサウジアラビア1部リーグのアル・ヒラル(Al Hilal)に移籍すると発表した。
クリバリは昨夏、イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)から3300万ポンド(約60億円)と伝えられる移籍金でチェルシーに加入していた。しかしながらクリバリはプレミアで苦しみ、チームも1994-95シーズン以降では最悪となる12位でリーグ戦を終えた。
政府系ファンドが支援するサウジ1部リーグは、ばく大な年俸で欧州主要リーグからビッグネームを引き寄せている。
ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が1月にアル・ナスル(Al Nassr)へ加入したのを皮切りに、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)やヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)がアル・イテハド(Al-Ittihad Club)に移籍している。
チェルシーは過去12か月間で5億ポンド(約900億円)を投入して新戦力を獲得したが、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)規定を順守するために、月末までに選手を売却する必要がある。
GKエドゥアール・メンディ(Edouard Mendy)がアル・アハリ(Al-Ahli Saudi SC)、ハキム・ツィエク(Hakim Ziyech)がアル・ナスルへの移籍を取りざたされており、チェルシーはサウジアラビアによる投資からさらに利益を得ることになるとみられている。(c)AFP