仁川国際空港駐機場の大韓航空機(c)news1
仁川国際空港駐機場の大韓航空機(c)news1

【06月26日 KOREA WAVE】韓国・金浦(キムポ)空港で4月、着陸したばかりの大韓航空機が停止線を越え、離陸準備中のエアプサン機に近づくというトラブルがあった。国土交通省は最近作成した報告書で、トラブルの原因が「管制官とパイロット間の交信エラー」だったと明らかにした。

事故は4月19日午前8時1分ごろ、大韓航空機が金浦空港に着陸後、駐機場に移動するプロセスで、着陸滑走路(31L)と離陸滑走路(32R)を結ぶ誘導路(E1)の停止線を侵犯したというもの。

大韓航空機の操縦士は管制官の「停止線待機指示(HOLD SHORT)」を2度聞いたが、これを「滑走路を渡れ(CROSS)」と聞いて復唱し、逆に管制官は操縦士が復唱した「CROSS」を「HOLDSHORT」と認知した。

国土交通省は、操縦士と管制官間の標準管制用語に対する個人的な発音の問題という人的エラーによる安全障害が発生したと推定した。

当時、エアプサン機は32Rで許可を得て離陸準備をしていた。管制塔が、大韓航空機が停止線を侵犯したことを肉眼で確認し、現在位置停止を指示したため、事故は起きなかった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News