【6月25日 AFP】米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)とニューヨーク・タイムズ(New York Times)は24日、ロシア民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者、エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏による反乱について、米情報機関が事前に把握していたと報じた。

 タイムズ紙は、核兵器保有国であるロシアでの反乱の可能性についての情報機関当局者からの報告は、ホワイトハウス(White House)、国防総省、議会に対し、実際に反乱が起きる1日前に行われていたと報じた。

 ポスト紙によれば、情報機関はプリゴジン氏およびワグネルによる反乱の兆候を今月半ばに察知。タイムズ紙は、先週半ばに情報の確度が高まったとし、当局への説明につながったとしている。

 タイムズ紙によると、核兵器保有国における反乱が大きな混乱につながる恐れがあると情報機関は懸念を募らせていた。また、ポスト紙は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が、反乱の少なくとも1日前にはそうした計画について知らされていたとの情報機関の見方を報じた。(c)AFP