【6月25日 AFP】今季限りでの競馬引退を表明しているフランキー・デットーリ(Frankie Dettori)騎手(52)が24日、英伝統の競馬レース「ロイヤルアスコット(Royal Ascot)」での全騎乗を終え、大会に別れを告げた。

 22日のG1ゴールドカップ(Gold Cup、芝約4000メートル)で優勝したデットーリ騎手は、最後はハンデ戦で下位に沈んだ。それでも5日間で4勝を挙げて、1990年から積み重ねてきたロイヤルアスコットでの勝利数を81に伸ばしたことで、今季限りでの引退を前に忘れられない1週間を過ごした。

 1996年に一日の全7レースを勝つ驚異の記録を残し、大会の歴史に名前を刻んだデットーリ騎手は、レース終了後には普段の勝負服からシルクハットとえんび服に着替え、大会が設定した特別セレモニーに臨んだ。

 デットーリ騎手は、英民放ITVによるインタビューで「もしかしたら、きょう勝てなかったのはいいことかもしれない。最後に勝っていたら、気持ちがぐちゃぐちゃになってどうしようもなかったかもしれない」と話し、「それでも、家族のみんなと一緒に最高の1週間を過ごせた」と振り返った。

 最終日の思い出については、チャールズ英国王(King Charles III)とカミラ王妃(Queen Consort Camilla)とともに入場パレードに参加できたことだとコメント。「ロイヤルプロセッションに参加して馬車に乗れたのは、これまでの人生でもとりわけ素晴らしい経験だった」と語った。

「そこから観客を見られて、信じられない気分だ。国王陛下と王妃殿下に向けた歓声も聞けて最高だった。事前に私は手を振ってはいけないと言われていたよ!」 (c)AFP