アルカラスが芝で初の8強 ウィンブルドンに向け手応え シンチ選手権
このニュースをシェア
【6月23日 AFP】男子テニス、シンチ選手権(2023 cinch Championships)は22日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-2、6-3でイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)を一蹴し、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)を前にグラス(芝)コートで自身初のベスト8入りを果たした。
世界ランキング2位のアルカラスは、辛勝したアルトゥール・リンデルクネシュ(Arthur Rinderknech、フランス)との1回戦からプレーを改善し、初めて臨んでいる英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)の芝で徐々に足掛かりを得つつある。
昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)で優勝し、今月行われた全仏オープン(French Open 2023)では準決勝に到達した実績を持っているが、ウィンブルドンではベスト16入りが最高成績となっている。
そうした中で、来月3日に開幕する同大会を前に絶好のタイミングで着実に前進している手応えをつかんでいるアルカラスは、「さらなる練習になっているし、芝で経験を積めてうれしい。この試合で期待値が変化している。芝でも良い成績を出せる準備が整っていると思う」とコメントした。
22日に行われる準々決勝の相手は、元大会覇者のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に決定。ディミトロフは第8シードのフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)を6-3、7-5で撃破し、8強入りを決めた。
その他では、1回戦でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を下した第7シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)が6-2、6-2でディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に勝利。次戦は、第3シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)に6-4、7-6(9-7)の番狂わせを演じたアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)を迎え撃つ。(c)AFP