【6月22日 AFP】ロシアは21日、世界自然保護基金(WWF)について、国内の経済安全保障を脅かしたとして「好ましからざる団体」に指定した。この結果WWFの活動は違法とされ、職員が訴追する恐れも出てきた。

 政府発表によると、検察は、WWFが「経済分野における安全への脅威となる計画を実行するための隠れみの」として利用されていると指摘。ロシアの北極圏開発計画の妨害を試みているほか、エネルギー・金属工業部門を標的に経済発展を「阻害する」ための活動に従事していると認定した。

 政府はまた、無許可の抗議デモに参加した人が所属する国内NGOをWWFが支援しているのは内政干渉だと非難した。

 司法省は5月、WWFを「外国のエージェント(代理人)」に指定していた。政権に批判的な組織に広く使われる名称で、「好ましくない」と指定されるよりも制約は緩く、国内での活動は認められる。

 ロシアではウクライナ侵攻開始以降、独立系メディアや人権団体は閉鎖され、主要な野党政治家は拘束されるか亡命状態にあるなど、締め付けが厳しくなっている。(c)AFP