【6月22日 AFP】来月開幕のテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)は21日、ワイルドカード(主催者推薦)の第1弾が発表され、女子シングルスで5度の優勝を誇るヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)らが選ばれた。

 43歳のヴィーナスは昨年のウィンブルドンに混合ダブルスで参加したが、シングルス出場は2021年以来となる。

 今週はバーミンガム・クラシック(Rothesay Classic Birmingham 2023)の1回戦で、カミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)から2019年以来となるトップ50選手からの勝利を挙げ、時を巻き戻すような活躍を見せていた。

 男女シングルスのワイルドカードは、計10枠がリアム・ブローディ(Liam Broady)やケイティ・ボールター(Katie Boulter)ら地元英国勢に与えられた一方、妊娠のため昨年大会を欠場したエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)も選ばれた。

 元世界ランキング3位で、ウィンブルドンでは2019年に準決勝に進出しているスビトリーナは、昨年10月の出産を経て今月の全仏オープン(French Open 2023)ではベスト8に入った。

 男子シングルスでは、昨年のベスト8で、現在世界ランク124位のダビド・ゴファン(David Goffin、ベルギー)らが選出された。

 ワイルドカードは、男子シングルスが2枠、女子シングルスが1枠残っている。(c)AFP