【6月22日 AFP】男子テニスのテラ・ウォルトマン・オープン(2023 Terra Wortmann Open)は21日、シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-7(7-9)、5-7でニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)に敗れ、大会から姿を消した。

 世界ランク5位のチチパスは同28位のジャリーに屈し、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)の前哨戦で2大会連続の2回戦敗退を喫した。

 一方で第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は、ラスロ・ジェレ(Laslo Djere、セルビア)を6-3、6-7(5-7)、6-3で退けて準々決勝進出を決めた。

 これまで、キャリアを通じてグラス(芝)コートで苦戦しているメドベージェフはウィンブルドンでは8強入りの経験がない。

 試合後には「自分にとって芝はタフだ。完璧な試合をしても2回のタイブレークで負けることもある。ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)のようなトップ選手を見ていると、エイリアンのようにも思える一方で、その長所やどうやってプレーしているのかも見ようとする。このサーフェスでは誰に勝つのも、タイトルを取るのも難しい。ウィンブルドンでも、(今大会が行われている)ハレ(Halle)でもね」と述べた。

 次戦は第8シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)と対戦する。

 また、地元期待の第9シード、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-2、6-4のストレートでデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov、カナダ)を一蹴した。準々決勝ではジャリーと対戦する。(c)AFP