Eバイクが発火、4人死亡 米NY
このニュースをシェア
【6月21日 AFP】米ニューヨーク市当局は20日、Eバイク(スポーツタイプの自転車に電動アシストを取り付けた自転車)のリチウムイオン電池からの発火が原因で火災が起き、4人が死亡したと発表した。同市では同様の事故が相次いでおり、当局は注意を呼び掛けている。
火災はチャイナタウンの建物1階の電動自転車やスクーターの修理店で、夜間に発生した。ニューヨーク市のローラ・カバナー(Laura Kavanagh)消防局長によると、4人が死亡、2人が重傷を負った。
カバナー氏は「リチウムイオン電池とEバイクが原因なのは明らかだ」と指摘。修理店は以前にも、安全基準違反で出頭命令を受けたことがあるという。
消防当局によると、こうした火災は今年に入ってから108件目。死者は今回の事故を含め13人、負傷者は66人に上っている。
ニューヨークでは近年、Eバイクや電動スクーター絡みの火災が急増。2020年は44件だったが、22年には220件に上った。デリバリー需要の拡大もあり、Eバイクなどの保有者が増えている。(c)AFP