【6月24日CGTN Japanese】ミャンマー第2の都市マンダレーと中国南西部の四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)を結ぶ中国・ミャンマー陸上新通路の道路・鉄道連絡輸送貨物列車がこのほど、マンダレーを出発しました。同列車は、ミャンマーから始発し、中国南西部の国境地帯にある雲南省(Yunnan)騰衝(Tengchong)猴橋通関地を経て成都に向かう初の道路・鉄道連絡輸送貨物列車で、目的地まで5~7日で到着する見込みです。これは中国南西部地域と東南アジア諸国(ASEAN)との貿易交流に新たなルートが開拓されたことを意味しています。

 この道路・鉄道連絡輸送貨物列車は32個のコンテナを搭載し、1000トン余りのミャンマー産鉄鉱石を積載しています。マンダレー出発後、まず道路輸送を経て騰衝猴橋通関地から中国に入り、雲南省保山市(Baoshan)の物流センターに到着した後、列車で成都まで運ばれます。道路・鉄道連絡輸送の全行程は2300キロを超え、輸送時間は5日前後の見込みです。この新通路が開通する以前は、中国とミャンマーの貨物輸送の大多数が道路輸送または道路と貨物船の連絡輸送を利用していたため、気候や道路状況など不安定要素の影響を受けただけでなく、輸送コストも高額でした。

 一方、マンダレーと成都を結ぶ中国・ミャンマー新通路は、コンテナを主な輸送ツールとし、道路と鉄道の連絡輸送という方法により、中国とミャンマーの国際連絡輸送物流ルートを連結し、中国とASEANおよび地域的な包括的経済連携(RCEP)協定参加国との物流輸送に役立つものと見られています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News