【6月19日 AFP】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は19日、同国を訪問中のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官と会談し、複数の問題において「進展があった」と述べた。

 両国関係が悪化する中、ブリンケン氏は過去5年に訪中した米政府関係者としては最高位となった。

 中国国営メディアや米側の関係者によると、習氏はブリンケン氏に対し、「中国側は立ち位置を明確にしており、両国は(インドネシアの)バリ(Bali)で(ジョー・)バイデン(Joe Biden)大統領と私が形成した共通認識を順守していくことで合意している」と述べた。

 さらに「幾つかの特定の問題で進展があり、双方は合意に至った」と話したものの、詳細には触れなかった。

 その上で習氏は、「ブリンケン国務長官が今回の訪問を通して、中米関係の安定に向けた前向きな成果をもたらしてくれることを願う」と期待を示した。(c)AFP