【6月24日CGTN Japanese】中国南西部の金沙江上流の四川省(Sichuan)・チベット区間に位置する国家水力・風力・太陽光一体化モデル基地である中国華電金沙江上流拉哇水力発電所でこのほど、ダム堤体のコンクリート打設工事が始まりました。

 同水力発電所は、四川省巴塘県(Batang)とチベット自治区(Tibet Autonomous Region)芒康県(Mangkang)の境界に位置し、設備容量が200万キロワット、基礎地盤の最低点から堤頂までの高さが2709メートル、最大堤高が239メートルで、現時点で建設中、または建設済みの水力発電プロジェクトの中、世界で最も高いダムです。

 完成後は年間平均発電量が90億8900万キロワット時に達し、毎年標準石炭282万トンを節約でき、二酸化炭素排出量を685万トン削減できる見込みです。

 また、同プロジェクトは堰止湖堆積層の上に堰を築くなどの世界的技術難題の解決にも成功し、後続のヤルンツァンポ川下流などの重要な水力発電プロジェクトの建設に手本と経験を提供しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News