【6月18日 AFP】ボクシング、WBO世界暫定スーパーウエルター級タイトルマッチが17日、豪ゴールドコースト(Gold Coast)で行われ、暫定王者ティム・チュー(Tim Tszyu、オーストラリア)が衝撃的な1回KOでカルロス・オカンポ(Carlos Ocampo、メキシコ)を下し、タイトル防衛に成功した。

 元スーパーライト級世界王者のコンスタンチン(Konstantin Tszyu)氏を父に持つ強打のチューは、数週間前に犬にかまれて手術を受けたばかりだったが、試合開始からエンジン全開で左右の強烈なパンチをヒットさせ、オカンポを2回マットに沈めて決着をつけた。14発のパンチを当てつつ、相手からは1発のパンチももらわなかった。

 この勝利で、チューは無敗記録を23戦(17KO)に伸ばし、統一戦に向けた指名挑戦者の地位を維持している。スーパーウエルター級4団体統一王者のジャーメル・チャーロ(Jermell Charlo、米国)は、昨年の練習中に左手を骨折し、同年5月のブライアン・カルロス・カスターニョ(Brian Carlos Castano、アルゼンチン)戦に勝利して以来、リングに上がっていない。(c)AFP