【6月17日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のジャ・モラント(Ja Morant)は16日、銃を手にした新たな動画がSNSで確認された問題で、リーグから25試合の出場停止処分を科された。

 リーグで最も期待される若手スター選手の一人であるモラントは、3月にもナイトクラブで銃を振り回す動画が確認されたとして8試合の出場停止処分を受けていた。先月には、銃を持った新たな動画が発覚したことによって、グリズリーズからチーム活動を禁止されていた。

 NBAのアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは、モラントへの今回の処分が、銃器を持った「無謀な行為」を取り締まるというリーグからのメッセージになるとのコメントを発表した。

 前回処分された際に、すでにストレスに対処するためのセラピーを模索していたモラントは、このオフシーズンに自身のメンタルヘルス問題に専念する計画であると公表。「これまでずっと反省していて、自分がどれほど迷惑をかけたか実感している」と語った。

「NBAをはじめ、グリズリーズとチームメート、そしてメンフィス(Memphis)の街に謝罪したい。このオフシーズンと処分期間には、引き続き自分のメンタルヘルスと意志決定に取り組んでいく」

 今回の処分によってモラントは、2023-24シーズン終了後の個人賞を目指すことはできなくなる。NBAの労使協定では、選手がシーズン最優秀選手(MVP)などの賞の対象となるには、レギュラーシーズン82試合のうち最低65試合に出場することが定められている。(c)AFP