【6月16日 Xinhua News】中国山東省青島市ではここ数年、日本語の「OMAKASE(おまかせ)」という呼び名で高級日本料理を注文するスタイルが流行し、一部市民の人気を得ている。

 市内の日本料理店「鮨・旬OMAKASE」は、カウンター席が7席だけ設けられている。料理長が客と向き合い、料理を作りながら客と交流する。

 和食業界歴18年の王帥(おう・すい)料理長によると、同店の平均消費額は1人当たり千元(1元=約20円)前後、店では上質なマグロやウニなどの高級食材やさまざまな種類の日本酒を提供している。王料理長は「私たちは高品質を売りにしており、ほぼ毎日満席になる」と紹介した。

 中国の経済・社会が発展するにつれ、中国人の消費力も次第に上昇している。「OMAKASE」スタイルの店はますます増え、ここ数年で全国に拡大している。日本経済新聞によると、寿司は中国の外食市場を席巻し、中国の日本食市場は10兆円近くまで成長する見通しで、競争がさらに激化する可能性があるという。(c)Xinhua News/AFPBB News