【6月16日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)が、インドネシア代表との親善試合を欠場することが発表され、同国のファンは落胆の声を上げた。

 アルゼンチン代表は15日、中国・北京で行われたオーストラリアとの親善試合に勝利したが、チームを率いるリオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)監督はメッシが今アジアツアーのインドネシア戦を欠場すると明かした。

 インドネシアとW杯カタール大会(2022 World Cup)王者の対戦は、メッシの顔が広告に掲載されたことで6万枚以上のチケットが売り切れとなっていた。しかし、数日前から臆測が飛び交う中でインドネシアのファンはこの日、メッシがプレーしないという悪い知らせを受けた。

 東部マルク州の離島に住むスルヤ・ウィジャヤ・アンさん(31)は、「悲しみと失望、複雑な感情だ」とAFPの取材に応じた。「私にとってはメッシのプレーを生で見る最大のチャンスだった」

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)在籍時にメッシの大ファンになったというアンさんは、東部の都市アンボン(Ambon)への12時間の船旅と、ジャカルタへの4時間のフライトを経て試合を観戦する予定となっている。

 また、120万ルピア(約1万1300円)の観戦チケットを購入するために、これまで収集したメッシの名前入りユニホーム200着の中から7枚を売った。

 試合の主催者がスーパースターのメッシの出場を保証しているように見えたと憤慨したアンさん。

「メッシはアイコンであり、チケットの90パーセントはメッシのために売れたといえる。これが彼ら(主催者)のマーケティング戦略だった」

 別のファンもSNS上で失望をあらわにし、「メッシが来ないから」2枚のチケットを売りに出すことを提案している。

 期待を打ち砕かれたにもかかわらず、アンさんは試合のためにとにかく首都に足を運ぶという。

「ここまで来たんだし、行くつもりだよ。リオネル・スカローニには会えるかもしれないからね」 (c)AFP