【6月16日 CNS】中国のインターネットサービス大手、騰訊(テンセント、Tencent)によると、同社の第1四半期(1~3月)の売上高は前年同期比11%増の1499億8800万元(約2兆9519億円)、純利益は27%増の325億3800万元(約6402億円)に上った。

 事業別では、オンラインゲームなどの付加価値サービスの収入が9%増の793億3700万元(約1兆5615億円)、インターネット広告収入が17%増の209億6400万元(約4126億円)、フィンテック及び企業向けサービスが14%増の487億100万元(約9585億円)。このうち、海外のオンラインゲーム収入は25%増の132億元(約2598億円)と過去最高を記録し、「第2の成長曲線」に入っている。中国市場のゲーム収入は6%増の351億元(約6908億円)で、海外収入が国内収入の38%にまで達するようになった。

 テンセントが運営するSNS「微信(ウィーチャット、WeChat)」の月間アクティブユーザーは2%増の13億1900万人に達している。また、テンセントが独自開発している人工知能(AI)とクラウドサービスのモデル構築も順調に進んでいるという。テンセント創業者で、董事局主席兼首席執行官の馬化騰(Pony Ma)氏は「わが社はAIとクラウドサービスに多額の投資をしており、基本モデルを活用していきたい」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News