【6月16日 AFP】中南米3か国を歴訪中のイランのイブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)大統領は15日、キューバの首都ハバナで同国のミゲル・ディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)大統領と会談し、両国に制裁を科している米国の「侵略的な帝国主義政策」に結束して対抗することで一致した。

 両国は税関、通信、司法などの分野での協力強化に関する覚書に署名。両首脳はその席で「米帝国主義とその同盟国による制裁、圧力、威嚇、封鎖に忍耐強く抵抗し、勇敢に立ち向かわなければならない」と述べた。

 ライシ大統領は、イランと同じく米国の制裁対象となっているニカラグア、ベネズエラ、キューバを歴訪。米国という「共通の敵」を持つ「友好国」と呼んでいる。いずれもロシアの同盟国でもある。

 米国は、キューバとイランを「テロ支援国家」にも指定している。(c)AFP