【6月16日 AFP】米複数メディアは15日、総合格闘技大会「UFC」の元王者コナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)が、マイアミで行われたプロバスケットボール(NBA)のファイナル第4戦の会場での女性への性的暴行疑惑で告訴されたと報じた。

 米スポーツ専門チャンネルESPNや同国サイトのTMZ Sportsは、被害を訴えた女性の弁護士からの書簡を引用し、34歳のマクレガーが9日の試合中に、マイアミ・ヒート(Miami Heat)の本拠地カセヤセンター(Kaseya Center)のトイレで女性に「激しく」暴行を加えたと伝えた。

 その際には、「強引にキスをした」ほか、複数回にわたって性的行為を強要しようとしたという。

 マクレガーは代理人を通じたAFPへの電子メールで疑惑を否定。代理人はメールで「疑惑は虚偽である。マクレガー氏が脅かされることはない」と訴えた。

 一方、マイアミの地元警察は、11日に提出された被害届について、被害者特別班が調査中であるとだけ認めた。

 マクレガーはすでに、この試合で別の騒動を起こして注目を浴びている。タイムアウト中に関連商品の宣伝でコートに登場したマクレガーは、ヒートのマスコットに演出上のパンチを浴びせた。しかし、マスコットの中の人はその後、地元病院に搬送されて鎮痛治療を受け、同日中に病院を後にしたという。(c)AFP