【6月14日 CGTN Japanese】毎年旧暦5月5日は中国の伝統的な祝日「端午節」です(今年は6月22日)。各地では人々がさまざまな形で端午節を迎えています。

 ちまきを食べることが、中国人の端午節の風習の一つです。ここ数日、中国南西部の四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)の街頭では、ちまきを売る屋台が増えてきました。ちまきにはたくさんの種類がありますが、最も人気なのが「七星連珠」ちまきです。もち米に厚切りのばら肉を数枚載せ、塩漬けした卵黄7個を加えて包んだものです。重さは1キロ余り。客の好みに合わせてシーフード、干し豚肉、肉、塩こしょうなどさまざまな風味のものを作ってくれる屋台もあります。

 中国東部の安徽省(Anhui)黄山市(Huangshan)祁門県(Qimen)では、緑豆ケーキが端午節に欠かせない食品です。緑豆の粉を蒸した後、ごま油と砂糖を入れてよく混ぜ合わせ、金型で固定すれば完成です。手作りの緑豆ケーキは甘くて軟らかく、さわやかな香りがします。端午節が近づくにつれ、現地の緑豆ケーキ加工企業は全速力で生産を進めます。

 ドラゴンボート競漕も中国の端午節の風習の一つです。中国南部の広州市(Guangzhou)ではこのほど、ドラゴンボートの体験イベントが行われ、多くの市民が参加しました。ドラゴンボートを漕ぐのは初めてという人が多く、最初のうちはみんなバラバラに漕いでいましたが、コーチの指導を受けて息が合うようになり、他のボートとも競漕するなど、楽しいひとときを過ごしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News