【6⽉14⽇ Peopleʼs Daily】中国各地ではここ数年来、古樹名木の保護が徹底され、大きな成果を上げている。

 甘粛省(Gansu)平涼市(Pingliang)崇信県(Chongxin)にある「華夏古槐王」は高さ26メートル、樹冠は東西に34.2メートル、南北37.7メートルで、樹齢は3200年以上だ。県林草局の張継珍(Zhang Jizhen)局長によると、同県で確認され登録された古樹名木は計222本だ。

 崇信県は古樹名木の保護を生態文明建設の重要な一環として、科学技術による保護を強化した。さらに管理と保護の責任を果たすために政策メカニズムを改善した。

 県林草局は前後3回にわたって、現場調査や測量など様々な角度から県内の樹齢100年以上の古樹を調査し、樹高、樹齢、位置、標高などの状況を記す台帳を作成した。さらに古樹名木の「身分証」を作り保護等級や管理者などを明確にした。また、古樹の管理ボランティアについて、「一人1本」方式で責任を明確化した。

 河北省(Hebei)石家荘市(Shijiazhuang)正定県(Zhengding)の政府前広場には高木がある。樹齢は600年以上で、太い幹は大人2人が腕を伸ばさないと囲めない。保護を担当する県職員の王玉花(Wang Yuhua)さんは、「子供の頃は、仲間と木の下でよく遊んでいました」と説明した。

 古樹の根は地面の深いところに達している。そのため水分や養分を吸い上げにくく病害を招きやすい。王さんは毎日、この古樹の「健康診断」をしている。王さんは、「健康状態を全面的に検査します。検査項目には樹体の安定性の評価、地上部分の評価、地下の根の活力、根に影響を及ぼす土壌の質の評価などがあります」と説明した。「健康診断」をすれば、木の正確な健康状態や健康リスクの存在を知ることができる。さらに重要なのは古木の効率的な保護と、弱った場合の回復法の手がかりを得られることだ。

 湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)武昌区蛇山の上に位置する黄鶴楼公園には古樹名木が多い。武漢市古樹名木保護研究センターの史紅文(Shi Hongwen)主任は、「各古樹の種類、樹齢、生育状態、生育環境などの具体的な状況に基づき、個別に保護措置を実施しています」と説明した。

 黄鶴楼公園の東区にそびえ立つイチョウの周囲は人1人分の高さの鉄柵で囲まれている。かつては木の下で運動することを好む住民がいて、木の周囲の土が踏み固められて根に悪影響が生じた。そこで2016年に木を鉄柵で囲った。そのかわり、近くに運動場所を設けた。そのことで、古樹の保護と「体を動かしたい」という住民の求めを両立させた。

 2017年4月には「都市古樹名木の養生・回復工程技術規範」が導入された。同規範は「古樹名木には養生を主とし、回復は養生に基づいて行う。養生には水分補給と排水、施肥、有害生物駆除、樹冠整備、地上環境整備、樹体予防保護などを用いる。状態が悪く危機的状況で、安全上の問題がある古樹名木には土壌改良、樹体損傷処理、樹洞補修、樹体補強などの技術を用いて回復させる」などと対策を明確に定めている。(c)Peopleʼs Daily /AFPBB News