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【06月14日 KOREA WAVE】韓国で最近10年間、非自発的な時間制労働者の増加速度が賃金労働者の増加速度を追い越したことが、韓国経済研究院(韓経研)が11日に発表した統計庁のマイクロデータの分析結果でわかった。非自発的時間制勤労者は昨年102万人で、10年前(2012年)の79万3000人から22万7000人増えた。

「非自発的な時間制労働者」とは、全日制雇用などよって多くの時間を働く意思があるが、適当な働き口を見つけられず、やむを得ず時間制労働を選んだ労働者を意味する。

この10年間、非自発的時間制勤労者の年平均増加率は2.5%で、全体賃金勤労者の年平均増加率1.4%を上回っていた。

年代別に非自発的時間制勤労者の推移を見ると、50代以上は2012年28万7000人から2022年47万人へと年平均5.0%ずつ増えた。

同期間、青年層(15~29歳)は22万7000人から29万人に年平均2.5%ずつ増加。30代は9万7000人から10万4000人にあまり増えておらず、40代は18万2000人から15万6000人に減っていた。

昨年の非自発的時間制勤労者の理由別割合を見ると、非自発的時間制勤労者の60.8%は、生活費など直ちに収入が必要で働き口を見つけた「生計型」勤労者だった。

また、生計型時間制勤労者の推移を年齢帯別に分析すると、青年層(15~29歳)が2012年7万1000人から2022年13万4000人へと年平均6.6%増え、最も高い増加率を示した。

韓国経済研究院は「青年層の生計型時間制勤労者の増加速度が最も高いのは、これは青年たちが望む良質の働き口が不足して求職期間が長期化し、時間制働き口で生活費を稼ぐ青年が増えたため」と分析している。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News