【6月14日 AFP】テニス、リベマ・オープン(Libema Open 2023)は13日、女子シングルス1回戦が行われ、けがから5か月ぶりの復帰戦に臨んだヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は6-3、6-7(3-7)、2-6で世界ランキング202位のセリーヌ・ネフ(Celine Naef、スイス)に敗れた。

 17日で43歳になるヴィーナスは、妹のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)も観戦する中で力強いスタートを切ったが、次第に失速して2時間18分の末に逆転負けした。ネフはこれがツアー初勝利となった。

 ヴィーナスの現在の世界ランキングは696位で、今大会はワイルドカード(主催者推薦)での出場だった。実戦自体も1月のASBクラシック(2023 ASB Classic)2回戦以来。その試合でハムストリングを痛めると、直後の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)も欠場していた。

 一方のネフは、2005年6月25日生まれの17歳。ヴィーナスはその頃3度目の優勝を飾ったウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)に出場中だっただけに、試合後には「ヴィーナスと対戦できたなんて信じられない」と喜び、「彼女は素晴らしい選手で、みんなにとってのロールモデルでもある」と話した。(c)AFP