【6月17日 CGTN Japanese】敦煌研究院の最新情報によりますと、中国北西部にある仏教遺跡・莫高窟の4.5万平方メートルに及ぶ壁画のうち、2.6万平方メートルがデジタル化保存を終えたということです。

 敦煌研究院は、1980年代末にはすでに、コンピューター技術やデジタル映像技術などを利用して敦煌の石窟文化財の恒久的保存を実現する「デジタル敦煌」構想を打ち出していました。莫高窟には、735の洞窟、4.5万平方メートル余りの壁画、2400体余りの彩色塑像があります。

 同院文化財デジタル化研究所の丁小勝副所長によりますと、同院は現在、約290の洞窟と44体の彩色塑像のデジタルデータ収集を終えたほか、70余りの洞窟のバーチャルツアーデータ収集も終えました。これまでに壁画全体の半分以上に当たる2.6万平方メートルのデジタル化が完成しています。これらは同院がこの約20年間にデジタル化作業に取り組み続けた重要な成果です。

 今では、デジタル化の成果によって、スマートフォン一つあれば、敦煌をクラウドで観光でき、マウスをクリックするだけで、30以上の洞窟の高精細映像を楽しめます。デジタル技術は文化遺産の保護に豊かな手段と道筋を提供し、文化財に命を吹き込みました。見学者は自宅から一歩も外に出ずにネット上ではるか遠くにある敦煌の芸術を堪能できます。

 また、敦煌石窟のデジタル化技術は現在、全国7省にある17カ所の文化遺産に普及し、「一帯一路(Belt and Road)」沿線諸国にも段階的に普及して応用されているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News