アマゾン密林で40日生存のきょうだい、順調に回復 塗り絵やおしゃべりも
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【6月13日 AFP】南米コロンビアのアマゾン(Amazon)の密林で小型飛行機の墜落事故後40日ぶりに救助された先住民の子ども4人は、「順調に」回復している。家族福祉当局が12日、明らかにした。
レスリーさん(13)、ソレイニーちゃん(9)、ティエン・ノリエルちゃん(5)、クリスティンちゃん(1)の4人は、9日に発見された際は空腹を訴え、脱水状態だった。現在は首都ボゴタの軍病院で治療を受けている。
同乗していた母親は事故後に死亡し、パイロットと先住民指導者の遺体も見つかっていた。
家族福祉当局のアドリアナ・ベラスケス(Adriana Velasquez)氏はメディアに送った動画で、4人は12日には「元気いっぱい」になり、「塗り絵をしたり絵を描いたりして過ごした。おしゃべりも大好きだ」と説明した。
Wラジオ(W Radio)の取材に応じた同局のアストリド・カセレス(Astrid Caceres)氏によると、レスリーさんとソレイニーちゃんは発熱し、ティエン・ノリエルちゃんは食中毒などの疑いがあるため、経過観察が続けられている。
救助隊が密林の墜落現場から5キロほど離れた地点で4人を発見した時、ティエン・ノリエルちゃんは歩けないほど衰弱していた。
末っ子のクリスティンちゃんは今も集中治療室に入っているが、深刻な状態ではない。
4人とも睡眠不足のため、休養を続けているとカセレス氏は話した。あと2〜3週間は入院する見通しという。(c)AFP