【6月12日 AFP】(更新、写真追加)イタリアの政界と文化に大きな影響を与えたシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相が12日、死去した。86歳だった。

 メディア王で富豪のベルルスコーニ氏は9日、ミラノ(Milan)の病院に入院。側近は、かねて治療していた白血病関係の検査のためだと説明していた。

 同氏は1994年から2011年にかけて通算9年間、首相を務めた。

 近年は長らく健康問題を抱えており、2016年には心臓手術を受け、20年には新型コロナウイルスに感染し入院。昨年の選挙で上院議員に返り咲いたものの、公の場に姿を見せることはまれだった。

 それでも、ジョルジャ・メローニ(Giorgia Melon)首相率いる極右政党「イタリアの同胞」と連立政権を成す右派政党「フォルツァ・イタリア」で党首を務め続けた。

 同氏の影響力は政界を超え、テレビ、新聞、スポーツ界にも及んだ一方、相次ぐスキャンダルで晩年までメディアを騒がせた。

 亡くなる前には、54歳若い自党所属の議員マルタ・ファッシーナ(Marta Fascina)氏(33)と交際していた。過去に2度離婚しており、5人の子どもがいる。子どものうち数人は、時価総額70億ドル(約9700億円)と推定される会社の運営に携わっている。(c)AFP