【6月12日 AFP】(更新)第91回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2023)は11日、仏ルマン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)で決勝のゴールを迎え、50年ぶりに復帰したフェラーリ(Ferrari)の51号車が優勝を果たした。

 トヨタ・ガズーレーシング(Toyota Gazoo Racing)は、昨年大会を制した平川亮(Ryo Hirakawa)らの8号車が2位、小林可夢偉(Kamui Kobayashi)らの7号車はクラッシュに見舞われリタイアとなり、6連覇を逃した。

 フェラーリを追い上げていた8号車は、残り2時間を切ったタイミングで平川がバリアーにクラッシュしたミスが響いた。8号車のブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley)は「われわれはベストを尽くした」と振り返りつつ、「アクシデントは誰にでも起こり得る。亮を全力でサポートする」と述べ、平川を思いやった。

 フェラーリの優勝は58年ぶり10度目。ルマン24時間は1923年の初開催から今年で100周年で、サーキットには満員の30万人の観客が詰めかけた。(c)AFP