【6月11日 AFP】台湾南部の港湾都市・高雄(Kaohsiung)市で10日、人質事件を想定した大規模な沿岸訓練が行われた。沿岸警備隊、軍、警察、空中勤務総隊(National Airborne Service Corps)が参加した。

 中国からの軍事・政治的圧力が高まる中、台湾はこうした訓練を繰り返し実施している。この日の訓練では、状況を説明するナレーションも流された。

 蔡英文(Tsai Ing-wen)総統も視察。「きょうの参加者は前線を守る人たちだ。台湾海峡(Taiwan Strait)の平和を保障するため、われわれは強くならなければならないと改めて強調したい」と述べた。(c)AFP