フォロワー激増にチケット急騰 メッシ米移籍が早くも効果
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【6月11日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ(Lionel Messi)は7日、米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)に加入する意向を表明した。正式な契約はまだだが、すでにファンの大きな関心を呼んでおり、ソーシャルメディアやチケット販売などで膨大な数字を生み出している。
通算7度の世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」獲得を誇るメッシの発表後、インテル・マイアミのインスタグラム(Instagram)のフォロワー数は大幅に増加している。
メッシ加入の可能性が報じられていた段階でフォロワー数はすでに増加し、7日午前の時点で90万人に達していたが、移籍のニュースが流れてから24時間も経過しないうちに、その数字は570万人まで急増した。
これはナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、大リーグ(MLB)、アイスホッケーリーグ(NHL)の全チームを上回り、プロバスケットボール(NBA)の75パーセント以上のチームよりも多い数字となっている。
インテル・マイアミは現在(6月9日時点)、全てのソーシャルメディア・プラットフォームで合計750万人以上のフォロワーを抱えており、そのうち500万人以上をメッシの発表当日に獲得。メッシはインスタグラムだけで4億7000万人のフォロワーがいるため、今後クラブのコンテンツに引き込まれる可能性があるファンは、もっと大勢いると思われる。
メッシの移籍決断のニュースは、MLSのチケット市場にも大きなインパクトを与えている。チケッティングテクノロジー企業Logitixによると、移籍発表後の24時間におけるインテル・マイアミの試合(ホーム・アウェー)の二次流通チケットの売り上げは、過去169日間の合計の4倍にも上った。
インテル・マイアミのチケット平均価格は、ホームゲームでは31ドル(約4300円)から152ドル(約2万2000円)、アウェーゲームでは94ドル(約1万3000円)から207ドル(約2万9000円)に跳ね上がった。
最も高騰したのは8月20日のシャーロットFC(Charlotte FC)戦で、18ドル(約2500円)から169ドル(約2万4000円)に急騰。7月21日に予定されているリーグスカップ(Leagues Cup 2023)のクルス・アスル(Cruz Azul、メキシコ)戦も24ドル(約3300円)から521ドル(約7万2600円)にまで上がった。
MLSの多くのチームは現在、2万~2万5000席の専用スタジアムでプレーしているが、これらの数字を受け、メッシの出場試合をより大きな会場に変更することを検討するのは確実とみられる。
マイアミとMLSには、ソーシャルメディアの数字や観客動員数以上の効果が期待される。
MLSは動画配信サービス「Apple TV+」と今季から10年契約を締結しており、これがメッシの契約の要素になると思われる。Apple TV+は今週、昨年12月のW杯カタール大会(2022 World Cup)制覇までの道のりを追った、メッシの4部構成のドキュメンタリーシリーズ配信を発表。Apple TV+はMLSコンテンツの独占プラットフォームにもなっており、メッシの米国生活に密着した番組が多く制作される余地がある。
メッシが2017年に生涯契約を結んだ独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)は、インテル・マイアミをはじめMLS全チームのキットを独占供給しており、同選手のリーグ加入でさらなる利益が見込まれる。(c)AFP/Simon EVANS