【6月9日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は8日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」で、私邸への機密文書持ち出しをめぐり起訴されたと述べた。2024年大統領選の共和党候補指名争いに出馬しているトランプ氏にとって、最大の打撃となる可能性がある。

 米大統領経験者が起訴されるのは初めて。

 トランプ氏は「腐敗したバイデン政権は弁護士に対し、私が起訴されたと伝えてきた」と記した。

 トランプ氏はフロリダ州の邸宅に数百件の機密文書を持ち出した上、政府による回収の試みを妨害した疑いが持たれ、検察が捜査していた。

 トランプ氏の主張について、現段階で米司法省の確認は取れていないが、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)などの米メディアは情報源を挙げてトランプ氏は実際に起訴されたと報じている。

 トランプ氏は投稿の中で、6日にマイアミの連邦裁判所に呼び出されたとし、「米国の元大統領にこんなことが起こる可能性があるとは思ってもみなかった」と書いている。(c)AFP/Charlotte PLANTIVE