【6月9日 AFP】エジプトの紅海(Red Sea)に面したリゾート都市ハルガダ(Hurghada)で8日、ロシア人男性がサメに襲われて死亡した。

 エジプト環境省は「イタチザメに襲われた海水浴客が死亡した」とフェイスブック(Facebook)に投稿した。

 ロシアメディアは、被害者は20代のロシア人だと伝えている。

 現地のロシア総領事は国営タス通信(TASS)に対し、エジプト当局が1999年生まれのロシア人の死亡を確認したと述べた。観光客ではなく永住者だったという。

 エジプトのソーシャルメディアでは、サメから逃れようともがく人が映った襲撃時のものとされる動画が拡散している。

 エジプト環境省は襲撃したサメを捕獲したと発表。異常行動によるものとし、検査を行う方針を示した。

 さらに、同種のサメが人を襲う事例は過去にもあったとして、9日から2日間、遊泳を禁止した。

 観光地として人気の紅海でサメを見かけることは多いが、遊泳区域内の人を襲うことはほとんどない。(c)AFP