【6月8日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は8日、カホウカ(Kakhovka)水力発電所のダム決壊の影響で洪水に見舞われたヘルソン(Kherson)州を視察した。

 6日の決壊でドニエプルDnipro)川の水位が急上昇し、多くの住民が避難を余儀なくされた。決壊の原因をめぐっては、ロシア、ウクライナ双方が相手側の攻撃によるものと主張している。

 ゼレンスキー氏は8日、自身と州当局者の面会や、避難者の様子を捉えた動画を公開し、「救助隊とボランティアに感謝する! 活動に携わっている全員に感謝する!」と謝意を示した。

 当局によると、ウクライナの支配地域では民家2629棟が浸水した。

 ヘルソン州のオレクサンドル・プロクジン(Oleksandr Prokudin)知事は、州全体で600平方キロメートルが冠水し、うち68%はロシアの支配地域に当たると述べた。(c)AFP