【6月8日 AFP】天然ガスをロシアからドイツに輸送するパイプライン「ノルドストリーム(Nord Stream)」で昨年起きた爆発について、欧州の情報機関がウクライナ特殊部隊による爆破計画を事前に察知していたと報じられたのを受け、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)同国大統領は7日、そうした計画は関知していなかったと述べた。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は6日、パイプライン爆発の3か月前に欧州の情報機関が動きを察知し、米中央情報局(CIA)と情報を共有していたと報じた。

 ゼレンスキー氏は独紙ビルト(Bild)のインタビューに通訳を介して応じ、大統領として命令権限があるが、「そうしたこと(命令)は一切していないし、絶対にしない」と語った。

 さらに「わが国の軍も情報機関も実行していないと信じている」「われわれは100%、何も知らない」と訴えた。(c)AFP