【6月7日 AFP】サッカーJリーグ1部（J1）のヴィッセル神戸（Vissel Kobe）は6日、東京・国立競技場（Japan National Stadium）でスペイン1部リーグ王者のFCバルセロナ（FC Barcelona）と親善試合で対戦。今夏ヴィッセル退団を控えるアンドレス・イニエスタ（Andres Iniesta）は、古巣との試合は「特別なもの」だったと語った。

　イニエスタはバルセロナで600試合以上に出場し、4度の欧州チャンピオンズリーグ（UEFA Champions League）制覇と9度のリーグ優勝を飾った後、2018年にヴィッセルに加入した。

　先発出場したイニエスタは、前半に放ったシュートがサイドネットを揺らすにとどまり得点を挙げることはできなかった。80分にはピッチを退き温かな拍手を送られると、チームメイトとして中盤でコンビを組んだバルセロナのシャビ・エルナンデス（Xavi Hernandez）監督と抱擁を交わした。

　試合後にイニエスタは「すべてが特別なものだった」と述べ、「この試合は日本のファンに別れを告げ、皆さんがくれた敬意に恩返しするというものだった。それをかなえられたのでとてもうれしい」と語った。

　バルセロナは今季リーグ戦最終節を終えてから丸2日たたない中で試合に臨み、フランク・ケシエ（Franck Kessie）とエリック・ガルシア（Eric Garcia）の得点で2-0の勝利を飾った。(c)AFP