【6月6日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督が、来季チームを指揮しないことが分かった。交渉に近い関係者が5日、AFPに明かした。

 ガルティエ監督は最多記録を更新する11度目のリーグ優勝にチームを導いたものの、1年目のシーズンは不本意なものだった。

 指揮官の弁護士はAFPの取材に対しコメントを残さなかったものの、情報筋は2年目を迎えることはないだろうと述べた。

 3日に行われたリーグ戦最終節のクレルモン・フット・オーヴェルニュ63(Clermont Foot Auvergne 63)戦で2-3の黒星を喫した後、今後について問われたガルティエ監督は、週明けにクラブ上層部との会談を予定していると答えていた。試合後の優勝セレモニーの最中にブーイングを受けた指揮官は、「上層部がどのような決断を下すかは、それからの話だ」としていた。

 今季非常に順調なスタートを切ったPSGだったが、年明けからは公式戦で10敗を喫し、メインターゲットだった欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)では決勝トーナメント1回戦で敗退。ガルティエ監督はふがいない後半戦の戦いぶりのつけを払うことになった。

 ガルティエ監督は勢いがなくなった原因について、シーズン途中のW杯カタール大会(2022 World Cup)が理由だと繰り返し述べていた。(c)AFP